SA-12S1/KAI

製品評価

マランツSA-1の音が平面的なのに対し、12SI/KAIは立体的ですね。KH 男性


一言でいえば、すばらしい音です。目の前でチェロが鳴っていますヨーヨーマのチェロでも、CDの種類によって異なったチェロが使われているのがわかります。同じチェロ(ダヴィドフ)の音色かと思う、デュプレの音です。マイスキーの音も、また違って聞こえてきました。今まで五嶋みどりのバイオリンの音がきーきーして聞くの耐えずにいましたが、いい音で響いてきました。ムローバの音はいままで気に入っていたのですが、これで聞くと、か細く、はかなげです。パールマンの音は、甘くて聞き惚れます。アシュケナージとパールマンの掛け合いの音をCDとSACDで聞くとはっきりとSACDの音楽のすばらしさがわかります。CDで聞くとアシュケナージが音をごまかしてるように聞こえてしまうのです。それが、SACDでは、パールマンの音と、アシュケナージの音が分離して、絡まり合って、聞こえてきます。ぞくぞくしてきました。ブレンデルの音は、CDでは、音の周りにぼかしが入ったように聞こえます。別の音にぼかしが重なってしまいます。SACDで聞くと、ぼかしがとれてピアノがそのまま鳴っていることがわかります。今までぼんやりした音として聞いていたものが、SACDでは混ざり物なく聞こえます。
ガムランの音について。このディスクについては逸品館のホームページの文章の中で言及しておられました。このSACDを手に入れて2CHで聞いてみました。背部のフィルターは、Customです。比較のCDがないので、比較のしようがないのですが、従来のBSで聞いたガムランの音とは、ずいぶん違っています。今まではやかましいガムラン、と思っていたものが、このSACDをきくと、いい音に鳴るのです。こういう音で鳴っているのか、という新しい発見です。
モーツアルトのレクイエムをSACDで比較して聞く時間はありませんでした。バーンスタインの第9もそうです。比較して、何かを言う内容は持っていません。
CDの音
・吉野直子のハープの音が、見事に生きて聞こえました。今までにない響きです。ハープの音は、小さい頃から生で聞く環境にありました。吉野直子の母が、僕のいとこにあたります。その時の記憶が彷彿としてよみがえった。あー、いい音で鳴っている。
・バイオリンは、その音色の違いがそのままでるようです。樫本大進は、とても若い音造り。伴奏との音の掛け合いに、未熟です。
・チェロは、ヨーヨーマが、力を込めて弾いているのか、いい加減に弾いているのか、そのまま伝わってきます。マイスキーの音が気持ちよく聞こえました。
・ピアノの、ふじこヘミングウェーの無テンポの音がそのまま聞こえてくるのには、易しました。今まで聞いていた音がどれも一様で、ソースに忠実ではなかったということでしょう。
・歌曲は、生の音に近い。鮫島由美子はデビューした頃に目の前で聞いたことがありますが、その音ではありません。歌曲は、SACDで聞いてみた方がいいですね。ホセカレーラスの音は、以前聞いていた音とは、さらに変わってしまいました。以前は甘い柔らかい音で聞こえていたのですが、その甘さがはがれて聞こえました。
・環境音楽は、セーシェルの小鳥たちを、DV15との比較で聞きました。DV15の高音の不快な音はありません。波の音もそのまま聞こえました。DV15の波の音は、変です。
DV15KAIとの比較について
・DV15は誇張され、強調されているように聞こえる。DVDでみると、DV15は鮮度がまして、きれいに見える。そのときはあたかも本物であるかのように思えたが、じつは作られた色、音であろうと、SA12S1との比較でわかった。DV15はチェロ、バイオリンの音が出ない。つまった、圧縮されたおと。弦の持つのびのびとした音が中央に寄せられている。ダイナミックレンジが狭い、と表現するのか、しかしそぎ落とされた音ではないようだ。冷凍して解凍して外観はそれように見えるが、どうも違うと言った思いだ。
・SA12S1/KAIでは、今までは聞こえてこなかった音が聞こえる。交響曲では、あれ、こんな音が入っている、と言った発見である。DV15では、わからなかった。DV15とは、音が違う。聞こえてくる音の世界が違うと言っていいぐらいの変化である。
結論
SA12S1/KAIの音の世界は、音楽を奏でている。
私の持っている、小さな、古いシステムでも、その音の世界を目の前にみせてくれた。
GY 男性


今回LP、FB1を下取りに出してPS5400/SP、LB1SIG、SA12S1/KAI、CLT2に買い換えました。PS5400SP、LB1SIG、SA12s1/KAIは音質に関して非常に満足しいます。御社の製品おすすめ品は本当に期待を裏切りすばらしい。


CLT-1でのその素晴らしさに感動しました。本当はSA-12S1/KAIを購入したかったのですが今は買えません。SA-12S1/KAIは素晴らしい製品だと思います。51歳 男性


VRDS-15に比べ音色が柔らかく、音場もスピーカーを意識させない。が、今ひとつ音にパンチがなく味の素になれた舌にいきなり天然だしの料理を味わった感じ。メカニカルノイズの件もあり購入はあきらめた。 YN 男性


SA12S1/KAIは手作りの音のよさを感じました。しかしCDドライブの雑音が大きすぎて音楽の休符を聴くことが出来ないので残念でした。この点が改善されれば是非購入したいと思います。 IO 男性


思ったよりメカ音が大きかった?NO  男性


PIONEER DV-S747AとのSACD比較はSA-12S1/KAIの方がはるかに上。CDではアキュフェーズの方が好き。


コストパフォーマンスに優れている。


少しスピーカーとの距離を感じる。


AIRBOW製品にはAIRBOWだけの哲学を感じる。

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