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パワータップ音質テスト AIRBOWから低価格のパワータップが発売されたのを期に、1万円までで入手できる製品から、50万円という高額な製品まで7種類を選んでテストを行いました。
採点は、WH2471を基準(5点)として、比較した結果を1点(最低)〜10点(最高)で評価しました。 数字の中で、総合性能は、あくまでも「今回テストした機器や再生環境、演奏ソフトなどとの相性によって左右される非常に曖昧な点数」となっています。購入頂く商品の実際の性能を示すものではありませんのでご注意ください。その他の指標に付きましては、「機器や再生環境、演奏ソフトに関わらず、ある程度の再現性がある」とお考え頂いて差し支えないと思います。
NIAGARA タップの重量が、たぶん20kgを超えるほどの超重量級パワータップ。仕上げは、電源タップと言うよりも「ブロンズ彫刻」に近い非常に手の込んだ製品で、誰がどこから見てもこれ以上はないと言う贅沢な作りです。 電源タップ一つで、ここまで再生音楽の印象をがらりと変えてしまうその執念には脱帽します。まさに、「カイザーサウンド魂」そのものの音質。高域が澄み切っていて、艶やかで、優しくて、あくまでも低刺激。春風のように優しく、明るいサウンドです。中域が充実して、やや前に出る感じでベースのリズムが弾みます。 しかし、あまりにもスムーズで、あまりにも美しすぎるその音に、どこか騙されているような気がすることがあるのは、疑り深い私の性でしょうか?騙されたままの方が、幸せと言えばそれは幸せなのですが・・・イージーを嫌う人には、向かないかも知れません。 お金をかけてもかけても、システムの音質バランスが悪く、安心して音楽を聴けたためしがない・・・悩み続ける人には、試す価値がある製品だと思います。なぜなら、実は「バランス」こそ、心地よく音楽を楽しむために一番大切で、難しいのです。それをタップひとつで調えてしまうこの製品は、やはりすごいと思います。 気になるのは、PS750AB2と較べると、明瞭度や解像度がやや低下してしまう所ですが、その「ほんの少しのソフトフォーカス感」が、カイザーサウンドの持ち味なのでしょう。 バランスの悪さを腕でねじ伏せるように、オーディオと格闘しつつ、それらをひとつずつ自分のものにしてゆきたいと考える人には、不向きかも知れない製品です。車に例えるなら、「トヨタ・セルシオ」。オーディオ装置の「絶対バランス」とは何か?それを学べるタップです。 PS750AB2 現時点で、考え得る限りの高音質・高品質素材をふんだんに使用した、超高性能タップ。分解能、明瞭度では、5倍以上高額なNIAGARAを軽く上回っています。透明度の高さも驚くほどで、澄み切った空間に漂う音が何もかも(全部)見える(聞こえる)気がするほどです。 ディスクにこれほど音が入っていたのか!と感じられるほど音が完全に分離して、様々な音色が透明な空間にちりばめられる感じです。低音も、ビシッと締まり、ベースの切れ味は最高です。立体感や広がり感も、大きく改善され、システムが一気にハイ・フィディリティー(高忠実)になります。 しかし、その反面、細かな音が聞こえすぎるため、ソフトの粗を明確にしたり、音楽が張りつめて感じられることあり、上手く使いこなさないと、ディスクの録音をストレートに再現し過ぎることがあるかもしれません。 この価格でこれだけのクォリティーを実現できたのは、ハイテクの賜物です。このテクノロジーをNIAGARAが持ってる感性と融合させれば、世界最高のスーパータップが完成するはずです。とにかく性能(解像度・明瞭度)では、現時点でこのタップを超える製品はないと確信しています。 AIRBOW製品やPMC製品の音質を好まれるお客様にお薦めしたい製品。超低歪みなサウンドを実現します。車に例えるなら、「ホンダ・NSX」。オーディオ装置の「絶対性能」とは何か?それを教えてくれるタップです。 OMS−4 コーリアン材のケースに、制振合金を使いレビトンのタップをマウントした製品です。(使用されているレビトンのタップは、AIRBOWと同じものですが、DCT処理が施されていません。この製品にAIRBOWがDCT処理を施した製品を開発する計画があります) 音質は、とても静かです。そのためかやや暗く感じられるときがあり、小振りに音楽をまとめ込む感じがあります。音作りのイメージは、初期のマークレビンソン。暗めで、怪しく、知らない間に音の世界に引きずり込まれてゆく・・・何ともいえない危ない魅力を感じさせます。 音が暴れすぎて、困るときや、もやつき、ドンシャリがきつく、全体に音がふくらんで感じられるときの特効薬になるでしょう。映像機器にも試してみたいタップです。 ABPT−4.20S 市販の松下電工のタップとコンセントプラグを使い、ケーブルとその端末加工にAIRBOWのエッセンスを加えて誕生した廉価版の4口タップです。 音質は、一言でいって「楽しい音」。バランスが良く、オーディオ機器のセッティングや組合せをあれこれ気にせず音楽を楽しめます。価格はまるで違いますが、音色の傾向はNIAGARAと同じ方向です。 POPSやJAZZはもちろん、ライトなクラシックに最適です。音楽が生き生きと躍動的に鳴り、部屋の空気が弾みます。壁側のプラグは2P、コンセントの差し込みは3Pになっていますので、海外製オーディオなどに付属している3Pタイプの電源ケーブルを変換プラグなしでお使い頂けます。 また、本体にアース線を取り付けるターミナルがありますので、このアース端子にアコースティックリバイブの「スーパー・アースリンク / RE9U」を繋いで頂ければ、3Pプラグを使用した製品のアースを安全・確実に取ることが出来るのでとても便利です。 車に例えるなら、「ユーノス・ロードスター」。オーディオ機器の「音楽性・楽しさ」を実感できるタップです。 ABPT−3.20S 成り立ちは4.20Sと同じ。こちらのほうが安いのですが、タップが小さいので無駄な振動を起こしません。さらに、内部での電線の引き回し距離が短いため、高域特性に優れ、この価格帯のタップとしては、例外的といえるほど明瞭度・解像度に優れるのが特徴です。 解像度は、OMS−4にかなり近いレベルです。クリアーですが嫌な強調感はなく、楽器の分離感に優れ、本格的なクラシック、POPS、アコースティックなJAZZなどに向いています。 このタップで特にお薦めしたいのが、TVやプロジェクターなどへのご使用です。画像輪郭での色にじみが完全になくなり、透明度・明瞭度・立体感が著しく向上します。見違えるほど画面のコントラストが向上し、色が鮮やかになり、画像がクッキリ濃くなります。「デジタル機器」・「映像機器」・「パソコン」・「ゲーム機」などにお使い頂きたいタップです。 車には例えられませんが、「映像」がタップでこんなに「綺麗」になることを体験できるタップです。 ABPT−3.25N 市販の、松下電工のタップと吟味したプラグ付きのケーブルを特殊な端末処理によって接続した、最廉価タップです。 見かけはちゃちで何の変哲もない安物のタップに見えますが、使ってみると驚かれるでしょう。低域の力感、厚み、実在感が見違えるほど改善され、音程がグンと下がります。高域も、僅かに金属的な感じするものの、解像度・明瞭度は共に大きく改善します。 価格が安いので、ラジカセやミニコンポ、ゲーム機などにベストマッチするでしょう。 タップで「音」が変わる!その不思議を目の当たりに出来るタップです。 WH−2471 さすがに安い!極太の電源ケーブルが3mもついている3P・4口のタップが、たったの¥2,900!何のこだわりも持たずに¥980位のタップを購入するくらいなら、この製品を試されることをお薦めいたします。 普通の延長コードよりも遙かに電線が太いので、大電流を使うホットプレートなどの調理器具、コタツなどの暖房器具などにも安心してお使い頂けます。 音は、良くも悪くも普通です。逆に言えば、この製品より優れた部分がなければ、オーディオ用などと銘打って高額で販売してはいけないと言うことです。 オーディオ製品や、アクセサリーの音質テストを続けていると、知らない間に「コスト=価格」に対する感覚が麻痺してしまいます。自分が「最高」と思いこんでいても、実は「大して凄い音じゃない」なんてことは良くあるのです。その感覚にリセットをかけるためにも、「良質で安価な市販品」を必ず同時に聞き比べるべきだと考え、今回この製品をテストに入れました。
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