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SR4200/KAI 販売価格¥68,000(生産完了)

9月8日より、マランツの最新型AVアンプSR4200のチューニングモデルを発売いたします。

このモデルの登場で、ピュアオーディオとAVアンプのどちらかを迷う必要はなくなります。

★パワーアンプをチューン!
アナログ入力7系統(内4系統はREC−OUT付)からの入力されたアナログ信号は、フロント2Chのパワーアンプ部で増幅(内蔵5Chアンプの中で、フロント2Chを集中的にチューンしています)され、15〜20万円クラスのピュア・オーディオ用プリメインアンプに相当する音質でスピーカーを駆動します。

★デジタルプロセッサーをチューン!
デジタル入力4系統(同軸/光・各2系統)から入力されたデジタル信号は、デジタルプロセッサー部分(DAコンバーター・デジタルプロセッサー部分の音質も単体15〜20万前後の製品に匹敵します)で高音質のアナログ信号に変換され、チューンされたパワーアンプにダイレクトに入力されるので、一切の無駄なロスなく高音質を生かし切ることができます。

★デジタル入力もアナログ入力も高音質!
アナログアンプ部の音質は、限りなく自然できめ細かく、透明に音場が広がります。この透明感と歪み感の少なさは、他のAVアンプには類がありません。長時間聴いても聴き疲れすることなく、音楽や映画を心ゆくまで楽しむことができます。

★ピュアオーディオとサラウンドの音質を1台で両立!
AVアンプを購入されたお客様が悩まれているのは、「ピュアオーディオ(2Chステレオ)」の音質。それはDVDプレーヤーのアナログ出力の音がCDプレーヤーに比べ、音作りがお粗末で音楽を聞いていても楽しくないからです。
そのため映画と音楽の両方を楽しみたいというお客様には、DVDプレーヤーと音楽再生用のCDプレーヤーの両方を購入なさることをお勧めしていました。しかし、それではあまりにも「無駄」が多すぎます。そこでこのSR4200/KAIでは、搭載されたDAコンバーター部分にも改良を加え、その音質をピュアオーディオ用DAコンバーターに勝るとも劣らないレベルに改善しました。

SR4200/KAIをお使いの場合には、DVDプレーヤーからデジタル入力するだけで、CDプレーヤーを買い足さなくても、「ピュアオーディオアンプとCDプレーヤーの組合せ」に匹敵、あるいは凌駕するほどの音質をお楽しみいただけます。

★大変便利なオールインワン・アンプ!
アナログ入力が7系統・デジタル入力が2系統・デジタル出力が2系統されば、ほとんどの「音の出る製品」はすべて接続することが可能です。

VTRやTV・LDなどのアナログ出力は、「ドルビー・プロロジックU」プロセスで最新のサラウンドに変換され、お楽しみいただけます。

DVDやBS放送・LDなどの2Chデジタル出力は、96KHz/24Bitにまで対応するDAコンバーターでピュアオーディオ顔負けの音質に変換され、心ゆくまで音楽をお楽しみいただけます。

また、DVDやLD、そしてパソコンゲームなどのマルチチャンネル・デジタル出力(DD・dts)は、チューンされたデジタルプロセッサーでサラウンド信号に変換され、映画館よりももっと高音質な透明感溢れる広大な音場空間に展開されます。

ピュアオーディオ用と、サラウンド・マルチチャンネル用に、2台のアンプ二つのシステムを用意する必要はまったくありません。ピュアオーディオもサラウンドも、音は音、音はひとつなのです。ならば、システムもひとつで十分なのです!

 この製品は廉価で高音質、高機能のオーディオ機器をお届けするために[Marantz・SR4200]に[AIRBOW]のエッセンスを加えて、ファイン・チューニングを施し音質を大幅に向上させて誕生しました。

 オーディオ機器に一番大切なのは、高級オーディオ機器に求められるのは、HiFiで原音に忠実な再現性、つまり音質(クォリティー)と考えられています。しかし、私達が普段聞いている音は、いろんな音が入り交じったそんなに音質(クォリティー)の高い音ではありません。

 例えばスタジオのように静かでもなく、相手の声だけが純粋に聞こえるのでもない、ノイズだらけの駅の雑踏の中でも私達は容易に会話を交わすことができます。そして、それを「悪い音だ」と意識することはありませんし、自然に出ている音を聞いて疲れたりすることはありません。なのに、ノイズの少ないオーディオの音が聴き疲れするのはどういう訳なのでしょう?

 私達は無意識に、必要な音だけを抽出したり、完全ではない音を自然に補ったりして、「音」というイメージを形作って、それを聞いています。夢の中でも音が聞こえますが、この時私達の耳にはなにも聞こえていません。音が無くても音が聞こえるのが私達の聞いている音は「脳が作りだしたイメージである」という証明なのです。

 少し説明が難しくなりましたが、私達が聞いている「音」とは「そこにある空気の振動そのもの」ではなく、「その空気の振動によって作りだされた脳の中のイメージのようなもの」だとお考え下さい。耳に届いた空気の振動の中で「要らない音」は排除され「足りない音」は補われているのです。自然に出ている音なら、この脳による「音の補完プロセス」は無理なく働いているので疲れを感じることはありません。しかし、オーディオの音のように人工的に作られた音が「脳に大きな人工的な負担を掛けたとき」私達はそういう音を「聞き疲れがする」と感じているのです。

 しかし、現在オーディオ機器の開発に使われている測定器から得られるデーターでは、人間が音を聞くときに最も注目している部分と、そうではない部分を分けられるほど詳細な分析が不可能です。オーディオ機器から再現される音が「自然であるか?」あるいは「不自然なのか?」、その判別はこんなに技術が進歩した現在もワインのソムリエのように、聞き分けの専門的なトレーニングをつんだ人間でなければできないのです。このようにアンプの音作りとは、料理と同じように素材よりも、最後の味付の絶妙のバランス感覚が一番大切なのです。

 例えば、映画を見ているときにも「セリフ」だけが聞こえるような場面はほとんど無く、周りの音(環境の音)が必ず一緒に収録されています。もし、アンプの音質バランスが悪いと「セリフ」の聞き取りに「周りの物音」が邪魔になってしまい、ストーリーに集中できなくなってしまいます。しかし、アンプの音が「自然」であれば、わたしたちはまるで映画のワンシーンに居合わせるように、深くストーリーと映像にのめり込むことができるようになるのです。

 このアンプのチューンを料理に例えるとすれば、それは「塩加減」です。もし、塩がほんの少しでも多ければ、塩味が勝ちすぎて素材の味が引き出されなくなります。しかし、加減が絶妙であれば、塩味が素材すべての味をより深く引き出してくれるのです。

 この塩加減こそ「音」なのです。音が聞こえるようでは、アンプの音質はまだまだです。また、音を聞いているようでは、あなたは音楽を聞き逃しているのです。それは、「調味料=音」を味わって「素材=音楽」を味わえていないのと同じなのです。

 SR4200/KAIは、映画や音楽を「美味しく感じる」ために、これ以上はないというほど入念に心を込めて最後の仕上げを行っています。チューニング・スパイスには最高級のものが使用され、交換あるいは追加された部品は、総数30以上に及びます。このアンプが表現する、音楽や映画のシーンの自然さ、深さは他に類がないほどの絶妙のバランスに達しています。自信と真心をこめてこのアンプを、ご推薦申しあげます。